正しく無理のないやり方でファスティングをしたつもりなのに、体重が落ちた後に一気にリバウンドをした経験はありませんか?
水分や酵素ドリンクのみでカロリーや糖質を摂らなかったのにリバウンドしてしまうと、原因や対処法がすぐにはわからずショックが強くなってしまいますよね。
今回はファスティングでリバウンドしてしまう原因や対処法を詳しく解説。
ファスティング後のリバウンドを防ぐ、注意点やポイントをぜひ参考にしてくださいね。
目次(押すとジャンプします)
ファスティングでリバウンドしてしまう原因
ファスティングはじわじわとゆるやかなスピードで体重減少・ボディラインが引き締まっていきますが、リバウンドとなると一気に体重が戻ったり、これまでよりも増えることがあるんです。
水分のみで過ごし、余分なカロリーや糖質・脂質を摂らないファスティングなのに、リバウンドしてしまうのはどうしてなのか?
ここではよくある原因を詳しく見ていきましょう。
短期間のダイエット
ファスティングであっという間にリバウンドしてしまうのは、期間が短すぎることも大きな原因。
短期間のファスティングをして一切の食べ物を摂らず、水分のみで過ごすと、カラダや脳、神経が空腹のエネルギー不足から逃れようとして体内に栄養を溜め込もうとします。
この変化がホメオタシスといい、この機能が活発になると、
- ファスティングによる減量を食い止めようとする
- もとの体重から減量しないようカラダの機能をストップさせる
- 体重を増やしてエネルギーを蓄えようと働きかける
という状態になります。
一時的な短期間のファスティングは、エネルギー不足に心身が慣れずにホメオタシスが機能することで体重がもとに戻ったり大幅に増えるリバウンドにつながってしまうのです。
カロリーオーバー
ファスティング後にリバウンドしてしまうのは、摂取するカロリー量に問題があるのかもしれません。
ファスティングでダイエットやボディメイクに成功するためには、完了後の食事において、
- 食事のカロリーをある程度セーブする
- 摂取したカロリー以上に、運動や生活で消費カロリーを増やす
ことがポイントに。
ファスティングが終わると水分のみだけの時間から解放されてカラダとココロに油断が芽生えてしまい、一気にドカ食いすることがあります。
この油断とドカ食いが消費よりも摂取するカロリーを大きくしてしまい、結果的にリバウンドにつながってしまうのです。
極端な栄養不足
ファスティングで水分のみで過ごすと、余分な栄養を摂らない分痩せやすくなるイメージがありますが、栄養不足もリバウンドの原因に…。
たとえば、ファスティング中に摂取や体内の保持が少なくなる“タンパク質”は、
- 脂肪燃焼に働きかける成長ホルモンの材料となる
- カロリーを消費する筋肉の材料となる
- 運動、食事制限なしで消費カロリーを増やす基礎代謝を高める
という働きがあります。
ファスティングで特にタンパク質不足が起こると、この栄養成分が持つ上記のような働きが活きなくなり、リバウンドや体重が落ちにくくなるといったトラブルにつながってしまうのです。
ファスティングでリバウンドしない方法
食生活や習慣、環境もガラリと変わるファスティングですので、結果につながる方法を押さえておきたいですよね。
ファスティングのリバウンドを防ぐポイントと注意点を合わせてチェックしてみましょう。
カロリーコントロール
消費・摂取カロリーのバランスが取れていないことがファスティング後のリバウンドにつながる原因に。
ファスティングが完了した後の食事は、カロリーを控えめにしつつたくさんのカロリーを消費できるような運動を心がけましょう。
また、そこまで運動をハードに行わなくても、
- 噛み応えのある食べ物
- 水分の多い食べ物
- 食物繊維、タンパク質を多く含む食べ物
を選ぶことで、たくさんの量を食べずとも満腹感が得られカロリーセーブに役立ちますよ。
筋トレ
ファスティングはタンパク質不足になりやすいことで筋肉が落ちてしまいます。
筋肉には、
- 基礎代謝の向上
- 熱産生によるカロリー消費
- しなやかで引き締まったボディラインに導く
などなど、リバウンド防止やファスティング成功の要素がたくさんあるため、10~20分を目安にチャレンジしてみましょう。
筋トレは毎日ではなく、週に2~3回でも十分で、筋肉の成長に良い頻度といわれていますよ。
有酸素運動
毎日10~20分程度の有酸素運動は、
- 脂肪燃焼
- 血流を良くしデトックス作用を高める
というリバウンド予防に役立ちます。
- 階段を使う
- 一駅歩く
- 散歩を習慣にする
- ヨガやスイミングを始める
といった有酸素運動であれば、心身に負担をかけずに日常生活の中に組み入れてルーティン化しやすくなります。
有酸素運動と前項でおすすめした筋トレは、幸せホルモン分泌に働きかけるため、リバウンド予防のモチベーション・集中力維持にも役立つでしょう。
睡眠
意外に知られていないのですが、
- スッと寝つけること
- 決まった時間の就寝、起床
- 毎日熟睡できること
- 朝にすっきりと目覚められること
という条件が揃った健康的な睡眠は、
- ごはん茶碗一杯分相当のカロリーを消費する
- コップ一杯分の発汗によるデトックス作用が活きる
- 脂肪燃焼効果のある成長ホルモン分泌の活性化
など、ファスティング後のリバウンドやダイエットに良い恩恵がいくつもあります。
毎日上記のポイントに当てはまる質の良い睡眠をとってデトックスやカロリー消費を増やすために、
- ゆっくりとお風呂に入る
- スマホやPC、テレビを寝る前に使わない
- 温かい飲み物を摂ってリラックスする
- 肌触りの良い寝具、寝間着を使う
- ヒーリングミュージックを使う
などの工夫をプラスするようにしましょう。
緩やかなダイエットを意識する
ファスティング後のリバウンド防止にハードな食事制限・運動をしてしまい、心身ともにストレスや負担を感じた経験はありませんか?
カラダやメンタル面に負担のかかるハードなやり方はストレスが強くなるばかりで、ドカ食いによるリバウンドリスクが高まってしまいます。
ダイエットの結果を出そうと頑張るほどに無理がかかってしまうため、これまでの運動や食事内容を見直し改善してくださいね。
まとめ
ファスティングのリバウンドは、ちょっとの油断や自己判断でのやり方が原因になると言えます。
食事や運動、睡眠の質に気を配って、ファスティング後の理想的な体重とスタイルをキープしましょう。