
朝、目覚めて布団から出たときや、暖房が効いている室内から外へ出た時など、急に寒さを感じると血圧が上昇します。この気温の変化が、血圧を急に高め、思わぬトラブルにつながることもあります。日頃、血圧値が平常で安心されている方も、油断できません。また、最近体重が増えた、肥満ぎみと言われている方などは要注意です。さらに両親のどちらかが高血圧の場合も、血圧が高めの方が多い傾向にあります。まずは、血圧を上げない1番の対策が、肥満解消や肥満予防です。体重を1Kg落とすことで、血圧は1.7~2下がるという研究報告もあります。血圧を上げないためのセルフケア、今日から初めてみてください!

予防を早めに始める事で、無理をせずに改善することが出来ます。
まずは、少しずつ初めてみましょう!
減塩は、1日10g以下を目標に。運動は、徒歩で1日7000~8,000歩を目標に。血管をしなやかにする効果が期待できるのは、軽く汗ばむほどの速さで5分間歩いたあと、ゆっくりと5分間歩くを繰り返すインターバル速歩です。すでに血圧が高い方は、主治医に相談しながら無理をせず行ってください。

- 肥満解消
- 体重1kg減らせば血圧は2mmHg下がる
1ヵ月1?2kgの減量を。毎日の摂取カロリーを100?200Kcal減らし1日30分の散歩を。
- 減塩
- 1日10g以下からスタート
成人女性の1日当たりの食塩平均摂取量は9.2g※。高血圧と指摘されたら6g以下に。
- 睡眠
- 1日6時間は眠る
睡眠不足は血圧を高める。少なくとも6時間以上は眠る。また起床時間を一定にしたい。
- 運動
- お薦めはインターバル速歩
5分間は心拍数を高める早歩きをし、次に5分間ゆっくり歩くことで血管を柔らかくする。
※「平成27年国民健康・栄養調査」より